湯船に身を沈めた時、妻として母としての役割から解放されて、蘇えるのは女としての悦び。永らく忘れていた身を焦がす官能に身体の芯は甘く濡れて、かすかに漏れ出る吐息はいつもに比べて艶やか…。湯煙を縫うように...